専有部分だけでなく、管理の情報も大切な判断材料です。
管理規約と費用を確認する
管理費、修繕積立金、管理規約、長期修繕計画などを整理します。駐車場の利用条件やペットの飼育規則など、購入検討者が暮らしを具体的に想像できる情報も役立ちます。最新の資料を管理会社へ確認しましょう。
マンションの買主は、部屋の中だけでなく、建物全体がきちんと管理されているかを見ています。管理会社に依頼すると、管理費や修繕積立金の額、滞納の有無、大規模修繕の予定などをまとめた資料(重要事項調査報告書などと呼ばれます)を出してもらえます。費用がかかる場合もあるため、早めに確認しておきましょう。
修繕積立金の値上げや、一時金の徴収が予定されていないかも、買主が気にする点です。管理組合の総会の議事録には、建物の修繕の予定や、管理上の課題が記録されています。売主が管理費や修繕積立金を滞納している場合は、引渡しまでに精算が必要です。
- 管理規約、使用細則、長期修繕計画
- 管理費・修繕積立金の額と、値上げの予定
- 大規模修繕の実施時期と予定
- 管理組合の総会の議事録
- 駐車場・駐輪場の空き状況と利用条件、ペットの規則
同じ建物でも条件は異なる
階数、向き、間取り、眺望、室内の状態などによって比較の条件は変わります。同じマンションの売出価格を、そのまま自室の成約見込みと考えないことが大切です。売出事例と実際の取引情報を区別して見ましょう。
同じマンションの中でも、上の階か下の階か、角部屋か、南向きか、リフォームしているかで、価格は変わります。不動産情報サイトに出ている売出価格は、売主の希望を含んだ価格で、その金額で売れたとは限りません。国土交通省の不動産情報ライブラリでは、実際の取引価格を調べられるので、売出価格と見比べると相場がつかみやすくなります。
室内の状態も、価格と売れるまでの期間を左右します。水回りの汚れや壁紙の傷みは、内覧の印象に響きます。大がかりなリフォームをするより、クリーニングや小さな補修で整えるほうが、費用に見合うことも多いでしょう。
- 同じマンションの過去の取引価格
- 階数・向き・角部屋かどうか・眺望
- リフォームの有無と時期
- 水回りや壁紙など、室内の傷み
- 売出価格と成約価格の違い
引渡し日と住み替えを合わせる
引越し先の予定がある場合は、引渡し時期の希望を早めに共有しましょう。住宅ローンがある場合の手続や資金計画は、金融機関への確認が必要です。売却代金と必要費用を合わせて整理します。
住みながら売る場合は、売れた後に新しい住まいへ移る日程を決めておく必要があります。今の家を先に売ってから次の家を探す「売り先行」は資金計画を立てやすい反面、仮住まいが必要になることがあります。次の家を先に決める「買い先行」は引越しが一度で済む反面、売れるまでの間、住宅ローンが二重になることがあります。
住宅ローンが残っている場合は、売却代金でローンを完済し、抵当権を外してから買主に引き渡します。決済の日に、ローンの完済、抵当権の抹消、名義の変更を同時に行うのが一般的です。売却代金でローンを返しきれない場合は、手元の資金で差額を補う必要があるため、早めに金融機関に残高を確かめましょう。
- 売り先行か、買い先行か
- 仮住まいが必要になる可能性
- 住宅ローンの残高と、完済の手続き
- 引越しの日と、引渡しの日
- 固定資産税や管理費の日割り精算
この記事は一般情報です。法律・税金・相続・登記・住宅ローン等の個別案件は、税理士、司法書士、弁護士、金融機関などへ確認してください。
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